2023.12.05
こだわりの「漆喰」が標準仕様です
こんにちは、山口です。
今日は
ホーム・ホームでも「標準仕様」で使用している
漆喰について。
何度かこのブログでも触れた事がある漆喰の話題。
漆喰の効能としては、
「抗菌、防カビ、消臭効果、湿度調整、シックハウス対策」
が有名です。
それ以外にもクロスには出せない独特の質感やオリジナルの模様などで
高級感を演出することもでき、唯一無二の素材として弊社も推しております。
色々と効能はあるのですが
今回は「抗菌効果」をメインにご紹介します。
漆喰には抗菌効果があると言われていますが実際どのくらいの効果なのでしょうか?
というお話です。
漆喰を室内に塗ることで
風邪やインフルエンザなどのウイルス対策にもなると言われていますが
実際その効果は「インフルエンザウイルス」に関しては
菌が漆喰に付着すると99%不活性化させる作用があることが実証されています。
その理由とは…?
漆喰の性質はなんといっても
「pH12以上」という強アルカリ性であるということです。
強酸性: 0〜2
酸性:3〜6
中性:7
アルカリ性:8〜11
強アルカリ性 :12以上
という事で12以上だと「強アルカリ性」となります。
この強アルカリ性(ph12以上)環境になると、
ほとんどの生物やウイルスは生存できなくなります。
のでインフルエンザや風邪の菌に限らず
あらゆる菌(何百種類とありますが)
を、死滅させてくれ、室内をクリーンに保ってくれるという事ができるわけです。
この強アルカリ性の性質を利用し古くは中世ヨーロッパでは、
ペストの流行時に家に消石灰(漆喰の成分となる)を撒く対策が行われたり
現代において鳥インフルエンザ予防をするために、消石灰が利用されたりしています。
そんなに強いアルカリなのに触って大丈夫なの?というお声もあるかと思いますが
安心してください。
大丈夫です。
乾いた漆喰壁の表面は中性化されているので手で触っても安全な状態ですが、
表面に露出していない部分は強アルカリ性という状態をキープできるわけです。
(なぜかを書いていくとさらに長くなっちゃうので割愛)
割愛と言いながら少しだけ…。
漆喰の表面には無数の穴である多孔質で構成されており、空気を保有することができますが
多孔質内に空気が入って通過すると主成分である消石灰の強アルカリ性で
殺菌したり・消臭されるという仕組みです。
自宅が快適で安全それだけでも塗る価値がありますが、
もう一つは、何より大切だと思っている
「身体にいいこと」です。
化学合成接着剤を使わずに塗る事でハウスシック症候群にならなかったり
ぜんそくやアトピーと言った現代において多い病気を未然に防ぐ事もできる
可能性がたかいものとされています。
ただ一点注意があります。
「漆喰」だったらなんでもいいわけじゃありません。
・本物の自然素材100%の漆喰
・漆喰とは名ばかりの全く違う材料
他など世の中には色んなものが出回っています。
きちんとどういった漆喰の成分なのかまで考える、着目する必要があります。
また、最近は「化学物質過敏症」
という人も多く、そういった方々にも安全に安心して使っていただける
成分で出来た天然の漆喰を「標準仕様」でお使いいただけます。
天然100%漆喰であり、スイスアルプスの高純度の石灰石だけを原材料にして、
伝統製法で作られる「漆喰」を標準仕様にしております。
他にもホーム・ホームのこだわりは沢山ありますが
今日は、風邪も流行り出す冬の時期だったので
「漆喰の殺菌作用」についてお話してみました。
お読みいただきありがとうございました。
山口