2021.07.08
「フラット35」ってよく聞くけどどんなものなんだろう?と思っている方へ
こんにちは、山口です。
先日、住宅ローンを組むときの銀行の選び方とポイントという記事を書きました。
まず、住宅ローンを選ぶ際、金利タイプとして
・全機関固定金利型
・変動金利型
・固定金利期間選択型
・フラット35(全機関固定金利型) etc.
がありますが、
今日はその中でよく質問がある「フラット35」(フラット35S)についての解説をしようと思います。
【全期間固定金利の代表格である「フラット35」ていったい何なのか?】
かんたーんにいうと、最長35年間ずっと金利が同じですよという商品です。
フラット35の「フラット」って言葉は、
借入時の金利が借入期間を通して一切変わりませんよという意味で
金利がフラット(平ら)という意味です。
また、「フラット35」の「35」は返済期間が最長35年となるという意味です。
最高8000万円(ただし所要資金の10割まで)が借入限度額となりますので
民間ローンより多く借入することが可能という風にいわれていますね。
そのほか、保証料や連帯保証人ともに不要で、繰り上げ返済手数料も無料です。
(など詳しくは下記に記載しますね)
また、高い住宅性能だと認められた場合は「フラット35(エス)」という商品も使えます。
違いは「フラット35」よりさらに金利が安くなりますよという内容のもの。
では、フラット35を使うとどのようなメリットがあるのでしょう。
メリット①
ずっと固定金利であるという安心。
景気に左右されることがないので低金利な今、「フラット35」でローンを組めばこのあと金利が上がっていっても、返済期間に関係なく金利が変動することがないため支払額の見通しが立てやすくなります。
メリット②
保証料など諸経費や保証人が不要
民間住宅ローンの借入時に必要な保証料、保証人とも「フラット35」では不要です。また、繰り上げ返済する際や返済方法を変更するときの手数料もかかりません。
メリット③
自営業でも申し込める
民間の住宅ローンでは加入審査の際に「安定した収入が見込めるか」が重視されますが、「フラット35」では収入基準と物件基準を満たしていれば借り入れが可能です。
そのため、「フラット35」は自営業の方や転職したばかりという方でも申し込みやすいといえるでしょう。
などなど他にいろいろありますが代表的な例はこんなかんじでしょうか。
もちろんいいところだけではありませんのでデメリットも紹介します。
デメリット①
さきほど書いたようにローンを組んだ時よりも市場金利が下がった場合は恩恵にあずかれない
「フラット35」は固定金利のため、景気変動により市場金利が下がったとしてもローンの支払額は変わりません。
低金利の恩恵にあずかることができない、というデメリットがあります。
なので低金利の時ほど「フラット35」が良いかもしれません。
デメリット②
物件に条件がある
「フラット35」を利用するためには、所定の住宅条件を満たす必要があります。収入条件を満たしていても、物件条件を満たしていなければ利用できません。
誰でも使えるというkとではないんですね。ちなみにホームホームの住宅はこの「フラット35」、そして35Sともに標準仕様で取る事ができますのでご安心ください。
デメリット③
「フラット35」は、保証料が不要と書きましたが、融資手数料の支払いは必要となります。
「フラット35」は初期費用が全くかからないわけではなく、融資手数料が必要となることを覚えておきましょう。
デメリット④
頭金が少ない場合には注意が必要であること。
「フラット35」では土地・住宅代に対し、借入金額の割合が9割を超えると金利が高くなる事もあるので
ある程度の自己資金を用意できないと、かえって支払額が高くなってしまうリスクがあります。
と、金利がずっと同じだからといってむやみやたらにフラットがいいということではなく、
借りたい額・返せる額・年数・金利によって毎月の支払額は変わってきます。
借入額が多い上に金利も高いのでは、返済が難しくなるかもしれません。
保証料を支払ったとしても、民間の住宅ローンを利用した方が総支払額を抑えられるという可能性もでてきますのでよく検討してみる事が好ましいです。
今回は、住宅ローンの一つである「フラット35」について少しだけ書きました。
一体どれくらい支払うことになるのか全体像を掴みにくいですが、最初にこの商品の場合は毎月これくらいで何年たったらこれくらいになる、
フラットの場合はこれくらいをずっと返していくことになるなど、必ずシュミレーションをしましょう。
疑問をそのままにせず、ご相談ください。
あなたのライフプランに合った住宅ローン探しも一緒にお手伝い致します。
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