2021.06.11
床材について考える 【Vo.2】~性質の違いについて~
こんにちは、山口です。
本日は、前回の記事の続きです。
では、一見欠点が多いかのように思う無垢材ですが、だからこそ価値があると思っております。
何といっても無垢材にしか出すことのできない温かみのある木の質感や合板には兼ね備わっていない調湿作用があります。
部屋の湿度が高いときには無垢材が湿気を吸収するので、ジメジメとした不快感を軽減してくれますし
反対に湿度が低い時には無垢材から水分が放出されるので、室内の乾燥を防いでくれ快適な空間が実現できます。
「北陸の気候風土に適した家づくり」の為に「調湿」が大切であるという事も以前書いたかと思いますが「調湿」って大切なんです。
また、合板は、複合フローリングとも呼ばれることから分かるように、
複数の板を接着剤で張り合わせてある床材なのでその化学接着剤から放散する有害な化学物質により
室内の空気が汚染されたりシックハウス症候群という症状が現れることもあります。
無垢材フローリングは丸太から使用する大きさに合わせて切り出された木材なので、
化学接着剤などは使用されずつくるので、体に優しいです。
独特の接着剤の匂いもほとんどしません。
また、無垢材と言うのは冬は暖かく夏はひんやりと涼しいといった特徴もあります。
(暖かくなる原理についてはまた別の機会でご紹介しますね)
先日、メンテナンスをしにオーナー様のお家に行ったときのエピソードですが
「山口さん!住んでみて思うのが本当に無垢材にしてよかったです!」とおっしゃってました。
「すんごい足触りが気持ちよくて、ソファがあるのにこどもたちはそれに座らずずっと床に座って…
しかも床に寝転がってソファに足をあげて本を読んでいるんです」
床の心地が気持ちよくて、帰ってきたらすぐ裸足になると話してくれました。
こんな感じでしょうか?笑
※ソファに足を上げて床に寝転ぶ素材がネットに落ちておりませんでしたのでイメージ的な画像を探してみました(笑)
そして何より嬉しかったのは「無垢材って冬はあったかいんですね!」のお言葉でした。
「(山口さんはそう言ってたけど)ほんとにエアコン1台であったかくなるんかなぁと思っとったんやけどこの冬を越してみて、
ホントにあったかくてびっくりしました。前の家はストーブ2台にエアコン1台、冬になればみんなストーブの前から離れず…でしたけど
家を建ててから床まであったかいのですごく快適です」と。
冬場はエアコン器具(暖房)1台で過ごされているとお話してくださいました。
欠点ももちろんありますがその欠点を上回る良点があると思い、ホームホーム株式会社では床の種類は無垢材が標準仕様となります。
(季節によって種類や材質が変わる事がありますが、クリ、クルミ、ナラ、サクラ、ひのき、ウォルナットなどなどなどなど色んな種類あり)
是非、お家づくりの際ご検討してみてはいかがでしょうか。
ホームホーム 山口