2024.01.09
【被災した家を方付ける前に】
こんにちは、山口です。
元日の震災から一週間ちょっとが経過しました。
「大きい地震がまた来るのではないか…」と皆さん余震などに備えている事と思います。
長く長く感じた一週間でした。
一人でも多くの命が助かりますようにと今もなお、祈るばかりですが
そんな中で少しでも「情報」と言う形で皆さまにお届けできたらとこちらを書いております。
もしも被災したら、お家を方付けたりする前にやってほしい事があります。
◇被災した家を方付ける前に出来るだけ多くの写真を撮る
と言う事です。
元の生活に戻りたいと言う気持ち、
ショックな状態で写真なんて撮っている余裕がない等、
同じ石川県民として充分にお察しいたします。
いち早く片付けや修理にとりかかりたいと考える方は多いかもしれません。
ですが、災害の被害に遭ったあと
当面の生活費や住宅などを再建するための資金が必要になります。
そんなときのために
「被災者生活再建支援制度」「住宅の応急修理」「災害援護資金」などといった公的支援が
県や市町から設けられる事が多いのです。(他にも色んな制度があります)
ただこれらの支援を受けるには、被害程度を証明する
「罹災(りさい)証明書」が必要になってきます。
その「罹災証明書」を自治体から発行してもらうためには
どのくらいの被害があったのかという「証明」をする
手段のひとつとして「写真」が必要になってくる事が多いです。
被害の程度には「全壊」「大規模半壊」「半壊」「一部損壊」などがあり、
その程度によって受けられる支援が決まります。
撮った写真が悪かった、少なかった、上手に取れていなかったなどの理由で
本当は「全壊」としての支援が受けられるはずだったのに、
写真を撮る前に修繕してしまったり、方付けをしてしまった事で
「全壊していた」という証明が出来ず、
受けられるはずだった制度が受けられなくなるという事も3.11の時にはあったそうです。
ポイントとして
◇被害状況を必ず写真や記録に残す(携帯などで撮影すると日付なども記録として残ります)
【撮り方は?】
- 家の外
- 家の中
- 浸水被害の場合は深さがわかるように
- それぞれ引きとアップと両方とる
などとにかく「撮りすぎて困る」と言う事は一切ありません。
復旧してからでは撮りたくても撮れないので、
いらなければ後から消せばよいと思い、とにかく色んな角度から
複数枚、可能なら家族の複数人で撮っておく事をお勧めいたします。
自然災害に見舞われたとき、
その後の生活を一日でも早く立て直せるよう、金額の大小について思う事はあるかもしれませんが
利用できる支援は可能な限り受けたいものでしょう。
その申請に必要となるのが先ほどから申し上げている「罹災証明書」ですが
罹災証明書の申請時に必要なのが、被害状況がわかる写真ですので
修理や片付けを始める前に、早めに写真撮影をしておきましょう。
少しでも今回お伝えした事が参考になれば幸いです。
何度も繰り返しになりますが、
この度の令和6年能登半島地震におきましては被災されました皆様に心からのお見舞い申し上げますとともに
ホーム・ホーム株式会社としましても
わたくし山口個人といたしましても出来る事から復興に向けてやっていきたいと思っております。
一日でも早い復旧と復興をお祈り申し上げます。
山口