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2022.01.10

【価格高騰が止まらないワケと対策】

 

こんにちは、ホームホームの山口です。

遅ればせながらあけましておめでとうございます。

今年も全力で頑張っていきますので、どうぞよろしくお願い致します。

 

さて、今日のタイトルは

【建築資材の、価格高騰が止まらないワケと対策】

こんなタイトルにしてみましたが、

厳密にいうと、【建築資材の、価格高騰が止まらないワケとホームホームが去年頑張った策とは】

という感じでお送りさせて頂きます。

 

というのも、毎日メールやファックスを見れば、

メーカーさんから「価格改正についてのお知らせ」

問屋さんからの「価格高騰について」良く目にします。

 

他にもニュースを見ても、新聞などを読んでもそんな類の事ばかり書いてあります。

最近で言うと、またゴミの値段も上がる事が決まりましたし、窓の価格も…

こまごまとしたボードや建材などの価格もまた上がりました…。

一般的な板ガラスと鏡を15%から20%

防火用の網入りのガラスなどを30%

複層ガラスなども10%から20%、

それぞれ値上げしています。

カーテンやクロスといった内装材も18%

他にも外壁などは17%‥‥と

数字だけ見ると大したことないように思いますが、

お家を一軒建てようと思うとトータルではかなり差がでてきます。

建築資材の価格高騰が止まらないのは一体なぜなのか…。

 

●価格高騰が止まらないワケ●

皆さんもお気づきの通り、原油価格がかなり高騰していますよね。

ちょっと前からレギュラーガソリン1Lの価格がびっくりするほど跳ね上がっています。

凄まじい高騰になっていますよね…。

 

原油価格が高騰している事から、建築に必要な部材の価格が急騰しています。

アルミ、鉄、壁紙、ガラス、電線などは石油がなければつくれないので、

原油価格が高騰すればそれらの価格が上がってしまいます…。

 

ということが主な理由だそうですが、それに加え

さらに、輸送用コンテナの調達費用および輸送費も高騰しています。

輸送費が高騰している理由ですが、ここでも原油価格の大幅な値上がりが影響しているみたいです。

 

 

●建築資材の価格高騰で思う事とホームホームが頑張った対策●

 

「ふーん」で済ませる事が出来ないのは

今から家づくりをされるお客様にダイレクトに直結する内容だからです。

そして、ここ最近で記憶に新しいのは、去年住宅用の木材価格が非常に高騰した、いわゆる

「ウッドショック」

 

この影響で国産材価格も高止まりとなり、木造住宅の価格や工期にかなりの影響がありました。

 

弊社も、もちろんダメージはでかかったです。

去年建てさせて頂いたお客様は、もともとウッドショックが起こる以前にお見積りをし、

ご契約を頂いたお客様ばかりでした。

 

仕様決めも終わりいざ、着工!というタイミングで

やってきた、「ウッドショック」

 

どの会社さんもそうだったと思いますが、取引先さんと約束していた値段ではもちろん木材を仕入れる事はできず…。

お客様にご迷惑をおかけするわけにもいかないし品質を落とすわけにもいかない…

と高くなっている木材を仕入れるしかありませんでした。

 

ぶっちゃけて言いますが、

1棟当たり70~80万近く当初の見積もりと差異がでたり、大きいお家になってくるとそれでは済まない額でした。

×年間40棟分となるとおわかりいただけるかと思います。

 

それだけの予想していない損害を目の前にし、

お客様に事情を説明して費用を頂くのか、会社とお客様で半分半分にするのか…

会社が全額負担するのか…社内で会議もたくさんしました。

 

代表も、20年以上この仕事をしていて

こんな大幅な木材入手困難な事態が起きるのは初めてだと言っていたくらいです。

 

価格の上昇幅は過去に例を見ないほど大きなもので日本銀行が発表した

「企業物価指数(輸入価格指数)」によると、木材・木製品・林産物全体の輸入価格は、2021年9月時点で前年末比69%上昇し、

木造建築の構造躯体などに広く使われている集成材は、前年末比で149%と大幅な上昇となっていたそうです。

 

で、ホームホームはどうしたのか…。

契約書の約款の中で、「天変地異や急速な社会情勢の変化による、

工事費用の増加に関しては、価格を見直すことができる」というような内容はあります。

とはいえ、事情はわかってもらえたとしても、お客様の感情からしてみれば

融資を前提とした金額の範囲で工事代金を考えていらっしゃる方が大半なので

「今から追加と言われても‥‥‥」とかなり困ったことになります。

 

「せっかく我々を信用してホームホームで建てると決めて下さったお客様に、

今から追加で少しくださいとはとてもじゃないけど言えないし、会社でなんとか負担しよう」

悩んだ末、これが我々が出した答えでした。

 

こういう想定外の事があったとしてもお客様に悲しい思いをさせなくて済むようにと

創業からのこの10年間コツコツときちんと会社にお金を貯めてきたと話す代表。

それくらいでつぶれるような会社にしていない!と男気を発揮しました(笑)

 

もちろん本来出ていくつもりじゃなかったお金が出ていくのは大きなダメージでしたが

お客様からは「ホームホームさんウッドショック、大丈夫なんですか?我々のお家…」などの

ご心配も頂きましたが、ご説明すると

「ウッドショックの大変な時に追加なしで建ててくれるのは本当にありがたいです‥‥」

とおっしゃっていただき、最後まで満足して頂いた家づくりを提供できたのではないかと思います。

 

当たり前だと言われてしまえばそうなのかもしれませんが、

これがホームホームが出したお客様への回答でした。

 

もちろんほかにも

お客様にご迷惑をおかけしないよう

細かい事をいえば色んな対策はしましたが今日は一例をあげてみました。

 

●最後に…●

 

もちろん今後もどのような想定外のことが起きるかはわかりかねますが、

ホームホームとしては最後までお客様に真摯に向き合うべく、

そして会社として存続できるような体制を整えております。

 

必要以上の広告費はかけない(無駄な経費は使わない)、

資材や商品の選定、見直しを常に行い品質を落とさず良い家づくりができる企業努力を怠らず

今年もまた頑張りたいと思っております。

 

既に今年に入ってからも建築資材の価格高騰はまだまだ止まる事を知らず、木材以外のモノも高騰してきております。

コロナに加え、資材の価格の急激な高騰などで家づくりを取り巻く環境の激変がすごい状況ではありますが、

今できる限りの、お客様に満足して頂ける価格でお家を提供できるよう迅速な情報提供や対策、提案などを丁寧に努めて参りたいと思っております。

 

またその点も考慮された上で、対策としてはもし家づくりをはじめたいなと思っている方は

早めにご相談にいらしていただけたら…と思います。

 

少しでも皆様のお家づくりに役立てたら…

と、思います。

 

今年も、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

ホームホーム 山口