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2021.06.07

床材について考える 【Vo.1】~無垢と合板の違いとは~

 

ホームホーム山口です。

6月に入ってもう一週間…

はやい、はやすぎる、、、

 

さて今日は、お家を建てる時に皆さがよく迷う「床」についてのお話を少し。

 

お家を建てる際に、フローリングの材料選びは迷うところですよね。

木の種類はもちろんのこと、合板と無垢材どちらを選ぶかによってフローリングの印象や機能(性能)が大きく変わります。

 

そもそもなんですが

「この2つの違いがよく分からない」という方も多いのではないでしょうか。

 

 

合板と無垢材は何が違うのかについて

そんな記事を書きたいと思います。

 

 

まずこれは合板と言って、ベニヤ板の表面に木目調シール(シート)を貼りコーティングしたり≒0.3mmの薄い木を貼り付けてあったりし「木」に見えるような見た目に仕上げてあります。

(画像はネットからお借りしました)

 

 

次にこちら。

(こちらも画像はネットからお借りしました)

 

こちらを無垢材と呼び、木そのものを、フローリングの形に加工したものです。

天然木から取り出した木を1枚の板に加工した自然素材のことです。

 

違い、おわかりいただけますでしょうか?

 

「いやいや、ぱっと見分厚さくらいしか違うところがわからんやないかい」

そんな方へもわかるようにちょっと補足をしていきたいとおもいます。

 

どちらが良いとか悪いとかそんな議論をするつもりはありません。

なぜならそれぞれにメリットデメリットが存在します。

 

合板には合板の良さがあります。

無垢には無垢の良さがあります。

 

ので私が自身の家をもし建てるのならば?

と考えたときに、どっちを使うかな~という観点で書かせていただきますね。

結論から申し上げます。

 

ズバリ、わたしだったら「無垢材」を選択するでしょう。

 

なぜならば、

●建物と家族の健康を守るという観点からということ

●建物の寿命を考えてということ

●そして性能

それらを比較した上で、無垢材が良いな~って思っています。

(焦らしますが理由はのちほど)

 

 

ちょっと話は長くなりますが、むか~しむかしは、この無垢そのもの(本当の木)を床に敷きお家をつくるのが当たり前でした。段々と、近年のものづくりの技術が進化していく中で、メーカーさんが合板のカラーフロアーと呼ばれるものが作られるようになりました。コストを下げることができたり、季節関係なく安定した供給ができたり、節のばらつきなどがない均一なものをつくれたり…たくさん良いところもある合板(ハウスメーカー側にとってはお客様からのクレームも少なくなりますしね)

 

一方、無垢材は節があったりなかったり、時期や季節によって取れる木が違うので生産数が限定されたり、それによって価格が高くなってしまうなどの変動があります。また貼るのも合板の3倍の手間がかかるといわれており、その分の手間賃もかかってきます。色や柄も自然界のものなので自由に好きな柄に作ることなどはできません。さらに、本物の木という素材の特性上どうしても季節による軋みや膨らんだり縮んだりすることもあります。それ故にお客様からの「こんなんなった」というご意見もたくさんいただくような材料だと言われて最近は使う住宅会社も少なくなり今もまだ日本の住宅では合板が主流となっているという背景があると思っています。

 

合板は、我々建築屋にとっては工期も早いし、安いし、クレームは起きないしと非常に良い材料に見えます。これだけ聞いていると欠点が多いように思う無垢材ですがそれでもなぜ私自身は合板よりそれでも無垢材が良いと思っているのか…。

 

続きはまた次回に書きます。

(焦らす~!!!!!!!!!!!!!!(笑))

でも長くなると読むのが疲れてくると思いますので今日は合板と無垢材という床材の種類について、そもそも種類には大きく分けて2種類あるんですよーということをまずはわかってもらえたらと思います。

 

ホームホーム 山口