2021.05.20
最近、騒がれている 「ウッドショック」について‥
ご覧頂いております皆さまこんにちは、山口です。
いま、日本の住宅市場を「ウッドショック」と呼ばれる木材の価格の高騰が
襲っているんですが皆さまはご存知でしょうか?
知っている方も少ないと思います。
我々建築業界では数か月前から大騒ぎしてるんですが
これから家づくりをされる方にまでは行き届いていないのではないかと思いますので
今日はその「ウッドショック」について、今日本では何が起きているのか?とお話しますね。
きっかけは新型コロナの感染拡大です。
アメリカではコロナ禍の経済対策として、大幅な金融緩和を講じたので一戸建ての住宅の需要が急拡大しました。
テレワークや在宅ワークで会社へ出社しなくてよくなったのでわざわざ都心部に住む必要もなくなったそう。
要は「金利無くすからお金借りてお家建ててねーー」って国が言いました。
金利がかならないんならばと都心のアパートやマンションに居を構えていた人々もみ~んなみんな
郊外へ移住しそこで土地を買い住宅を建てるという事をしだしたわけです。
それによって、アメリカでは大量の木材が必要になりました。
そしてそれに負けじと高値で輸入を拡大する中国市場。
世界にある木材たちはアフターコロナで一歩先を行く大きい2つの国に吸い寄せられていっているのです。
ちなみに日本全国1年間で約90万戸のお家が新築で建っているのですが、
アメリカは1ヶ月で40万戸のお家が建っているそうです。
わずか約2ヶ月で日本の年間着工数に追いついてしまうのです。
日本で6年かけて使う木の量を、アメリカは1年で使い切ってしまう計算になります。
木がなくなるわけです。
そして日本人は品質やこだわりが強い人種。
大した量も輸入しないのに価格は下げろと言う人種だと世界に思われているらしく
売りて側とすればこだわりが強いうえに高く買ってくれない日本に木材を卸すより
品質にもあまりうるさく言わず、高く買ってくれるアメリカや中国に売ろう!
そうなっているわけです。
に、加えコロナの影響で港で働く人がおらず木材を運んできてくれるコンテナも不足。
なるべく簡単にざっくりとかみ砕いてご説明してみました。
という事で今、日本各地では「木がない!」「木がない!」
そして、木が入ってきても、値段が高い…という事で木材の価格が高騰化しているのが現状です。
もちろんホームホームとしてもお客様になるべく負担をかけぬようと最大限の企業努力をして参る所存です。
先ほども書きましたように、材料費は確実に値上がりしておりこれは私自身も見積もりを眺めながら実感しています。
ホームホームとしましてはすでにご契約いただいておりますお客様に、
これを理由にした追加費用のご請求を申し上げる予定を現時点ではしておりませんのでご安心ください。
この先どれくらい、どんなふうにウッドショックが進んでいくのか…
どうなるのか分かりませんが、
仕入れ先の協力業者さんとも長い時間お互いに協力関係を築いてきたので、
お客様になるべくご迷惑をお掛けしないようとできる限り企業努力をして参る所存です。
何もないとは断言できませんが、この状況の中でも安心してお任せいただけるよう
より一層努力して参ります。
お客様自身としましても今こういった背景がある事を知って頂くとともに、
これから家づくりをお考えの方はどういった家づくりをしていったら良いのかという事を考える必要があります。
予算の事から何から何までご相談頂ければ、全力でお手伝いを致します。
家づくりをする前に何からはじめていいのか、どうしたらいいのか
必ずお役に立てるようご提案させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
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