北陸の気候風土に適した家づくりの法則②

弁当忘れても傘忘れるな

引用:教えて!全国ランキング

この言葉に象徴されるように、石川県は年間降水量こそ全国10位ですが降水日数を見ると見事1位に輝いています。富山県や福井県も上位に入っていることでもわかるように、北陸は雨が降りやすい地域です。冬は曇りの日が続き雪も降ります。

冬は乾燥しやすい太平洋側に比べ、年間通して湿度が高いのが北陸地方の特徴です。雨や雪が多い地域で建てる家は、その対策も考えなければいけません。雨が降り雪が積もれば湿気や結露の危険性も高くなります。窓ガラスが結露するだけで済むなら大した問題ではありませんが、恐ろしいのは目には見えない構造部分に起こる内部結露です。

構造を弱らせ健康にも悪い内部結露

壁の中や土台に湿気が溜まり、長期間結露した状態が続くと柱が腐ったり、金物が錆びたり、断熱材にカビが生えたりします。柱や金物の被害は家の強度低下に直結するので、とても危険です。また、断熱材にカビが生えると、室内の空気環境が汚染されるので住まい手の健康に悪影響を及ぼします。このように内部結露は家にも人にも良くないので、しっかり対策をしなければいけません。

気密テープと防湿シートによる対策が果たして何年もつのか?

こうした内部結露対策のひとつに、防湿シートを使って構造部分に室内からの湿気を入れない方法があります。防湿シートを隙間がないように気密テープで止めていかないといけないのですが、壁にはサッシやスイッチ、電気配線など複雑な形状の部分もあります。そして、これらの作業は機械ではなく職人さん、つまり人間の手で行われます。

残念ですが、職人さんによって仕上がりに多少バラつきが出ることは避けられません。さらに、防湿シートも気密テープも徐々に劣化するので、隙間がない状態をどこまで維持できるかはわからないのです。

一度湿気の侵入を許してしまうと、ほとんどの場合はその湿気は逃げ場を失い、構造内に溜まってしまうことになります。やがて、柱が腐ったり、金物が錆びたり、断熱材にカビが生えたり…という最悪の結果を招いてしまうことになるのです。

最善の内部結露対策は湿度を調整する断熱材を使うこと

防湿シートを使わない結露対策があります。それは湿度を調整する能力をもった断熱材を使うことです。湿気を構造内に入れないという考えではなく、入ったとしても再び室内に戻す力を備えようという考えです。それができる断熱材のひとつがウールブレスです。

フラット35や長期優良住宅の申請時、一般的な繊維系断熱材の場合は防湿シートによる施工が必須条件ですが、ウールブレスは防露認定を取得しているため防湿シートが必要ありません。それだけ、他の断熱材にはない調湿性能を備えているからだと言えます。湿気の多い北陸でマイホームを考えているあなたには、すぐれた調湿性能が備わった断熱材が不可欠です。

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