わが家を占有するパソコンのゴミ箱

2016.5.31

仕事上、ノートパソコンを触らない日はほとんどありません。そのため、毎日何らかのファイルがパソコン内に生成されていきます。昔に比べるとパソコンでできること(使うソフト)が増えたため、扱うファイルの種類も容量もさまざまです。

といっても、パソコンのファイルを保存しておくハードディスクの容量も時代と共に大きくなっているので、まだあと数年は容量を気にせず使えそうです。

パソコンのハードディスク。これってつまりファイルにとっては家みたいなもの。新しい住人(ファイル)がどんどん増えても、昔と比較するととんでもなく大豪邸になっているので、動画ファイルみたいな巨人がどれだけいても平気な時代になりました。パソコン自体のサイズはどんどんコンパクトになっているにも関わらず、、、です。

デジタルの世界だと容量は増えてもサイズはコンパクトにすることが可能ですが、家づくりはそうはいきません。

家族構成の変化や予算の上限といったさまざまな理由で、コンパクトサイズの家が増えてきました。住む人が少なくなったから、それでもゆったりとした空間で住めそうですが、その分モノがいろいろ増えているので、住み始めてから収納が足りないと嘆く人も少なくないそうです。

先日、わが家でも衣替えを行いクローゼットや押入れの整理をしたのですが「これ長い間着てないな~という服や、いつの時代の布団ねんて!」とツッコミたくなるものが出てきました。それらを処分したり、圧縮したり(これはデジタルの世界でも共通ですね)することで、スペースに多少余裕が生まれました。

日本人には物を大切にする「もったいない」という素晴らしい精神があり、僕自身もなかなか物を捨てられない性格です。「最近は使わないけど、とりあえず残しておこう」とついつい思って捨てずにそのままにしてしまいます。

ですが、「いつかは出番が来るかもしれない」という万が一の可能性のために、わが家のスペースを失っているとすれば、その失った空間こそ「もったいない」と今回改めて痛感しました。万が一のために残しておいたほとんどのモノは、しばらくすると忘れられ、次回の大掃除まで出番はやってこないのです。

パソコンでも似たようなことがあります。ネット検索していると「このサイトは今後役立ちそうだな」とブックマークすることがよくあります。ですが、数週間もするとブックマークしたことすら忘れてしまい、結局は似たようなキーワードで検索して同じサイトにたどり着くのです。

ブックマーク自体はほとんど容量を食わないので痛くも痒くもありませんが、わが家のスペースを占有している忘れられたモノたちの存在は見過ごせません。

パソコンのゴミ箱にあるファイルみたいに、あなたの住まいで不要なのに容量を食っているモノはありませんか?完全に削除しなければ、占有されている空間の有効活用はできません。

家づくりのプランニングをしている人は、収納計画をできるだけ具体的に立てることをお勧めします。この場所にはこれとこれを収納する、というようにプランの段階で可能な限り考えましょう。

大空間の収納スペースで「これだけあれば何とかなるでしょ」とざっくりやってしまうと、結局は何でもかんでもそこに入れて、いつしか入れたこと自体を忘れるのがオチです。パソコンのゴミ箱みたいに不要なモノを溜め込んでおくだけの収納にならないように気をつけましょう。

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