低炭素住宅ってどんな家ですか?

2016.3.10

東日本大震災から5年が経とうとしています。昨年の夏、福島県へ行ったときに仮設住宅が並んでいるのを見ました。震災から4年以上経っても仮設住宅で生活する方がいる現実を目の当たりにして、何とも言えない気持ちになったことを思い出しました。改めて、地域に貢献できる家づくりとは何かを考えさせられます。

震災を契機に、ここ数年の家づくりにおいてエネルギー需給や環境問題への意識が大きな影響を及ぼしています。省エネやエコに配慮した家づくりを進めようと、国もさまざまな方針や制度を定めています。その中のひとつが低炭素住宅の認定制度です。

低炭素住宅の認定基準

低炭素住宅として認定されるためには、外皮性能の改正省エネ基準への適合に加え、一次エネルギー消費量が省エネ基準よりも10%削減できること、低炭素化対策を採用していることが要件となります。

そもそも「低炭素」とはどういう意味でしょうか?それは、地球温暖化の原因になっている二酸化炭素の排出を減らそうという意味です。私たちの生活に不可欠な電気やガスなどのエネルギーを生み出したり、運んだりする過程で必ず二酸化炭素が発生します。火力発電だったり、燃料を船や車で輸送したり、そういうことも全部含めての低炭素化を考えていこうということです。自分の家はオール電化だから二酸化炭素は全く排出していない、ということにはならないということです。エネルギーを使っているということは、少なからず二酸化炭素を排出しているのです。

低炭素住宅とは、簡単に言えば一般住宅より「省エネ」な家のことです。エネルギー消費がより少ない家を目指しましょうということです。そのためには家の構造と設備の性能を高める必要があります。

構造の省エネ性能を上げるということは断熱性能を高くすることです。そのためには高性能な断熱材や窓を採用しなければなりません。「断熱」とは言葉通り「熱を遮断する」という意味です。断熱性能が高い家は外気の影響をあまり受けません。だから、暑い夏でも暑すぎない、寒い冬でも寒すぎない室内になるということです。よく聞く「夏涼しく、冬暖かい家」になるということです。

そして断熱性能が高ければ、結果的に冷暖房費も抑えられます。一次エネルギー消費量とは、冷暖房、換気、給湯、照明などの設備が消費するエネルギー量のことです。これを削減しましょうということは、光熱費を安く抑えましょうということです。ちなみに築30年以上経っている家のほとんどは、今では当たり前の断熱材が入っていません。ですので、断熱性能が低く、快適に暮らすには冷暖房費が余計にかかってしまう家なのです。

認定低炭素住宅の優遇制度について

認定低炭素住宅には、認定長期優良住宅と同様に税制優遇などの優遇制度が用意されています。下記の優遇制度は2015年12月時点の内容です。

①住宅ローン減税<認定低炭素住宅>

住宅ローン残高の1%を10年間、最大500万円まで控除が受けられます。

②認定低炭素住宅の新築等をした場合の所得税額の特別控除

自己資金での低炭素住宅は最大65万円の控除が受けられます。

③フラット35Sの金利引下げ

金利Aプランの条件に認定低炭素住宅が追加されました。

④容積率の緩和

低炭素化に資する設備について、通常の建築物の床面積を超える部分は、容積率算定の対象外となります。※延べ面積の20分の1が限度

ホーム・ホームの家は、標準仕様で低炭素住宅の基準をクリアしています。省エネな家づくりをお考えの方は低炭素住宅の認定制度も視野に入れてみてはいかがでしょうか?

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